2011年に日本で大反響を得たアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』。
その人気は日本国内にとどまらず、海外でも大きな反響となっています。
それでは『魔法少女まどか☆マギカ』の海外の反応をお届けします。
『魔法少女まどか☆マギカ』の海外の反応
3話目で完全に夢中になっていました
私はこの『まどかマギカ』にはあまり期待していなかったことをまず言っておきます。私はこの作品を本当に見たくありませんでした。魔法少女のジャンルはまったく興味がなかったので、これまで『未来日記』、『デッドマン・ワンダーランド』、『デスノート』、『サイコパス』などを教えてくれた私の友人が『まどかマギカ』を見るように言ったとき、友人が冗談を言っていると思いしばらく気にも留めませんでした。しかし、事あるごとに友人が勧めてくるので、仕方なく私は妹と一緒に最初のエピソードを観ることにしました。私は偏見をすべて捨てて、静かにソファに座って最初のエピソードを観ました。不思議と面白いと感じたので、2番目のエピソード、次に3番目のエピソードを観ることにしました。3回目のエピソードが終わった後、私は完全に夢中になっていました。そして、12番目のエピソード(の終わりまでに、私は何度も感動していました。
魔法少女というジャンルをかなり長い間避けてきました
フリルのついた服や魔法の杖はいい大人が観るべきものではないので、私は魔法少女というジャンルをかなり長い間避けてきました。しかし、まどかマギカを観終えた今、私はこの作品に出会えた幸運を感じました。まれにテレビゲームの焼き増しとみなすことができるシリーズもあります。『まどかマギカ』のおかげで、魔法少女のジャンルは私のような若い大人でもまだ楽しむことができると確信しました。今の気持ちは、この種のアニメ作品をもっと観てみたいということです。
私が最近見た中で最も傑出したシリーズ
『魔法少女まどかマギカ』は、私が最近見た中で最も傑出したシリーズの一つです。ストーリー、ビジュアル、音楽、キャラクタライゼーションのすべてが傑出した作品になっています。さらに印象的なのは、まどかマギカが「魔法少女」のジャンルであり、もう何年間も私が興味を持つことのなかったジャンルでした。当時の私の「魔法少女」に関するイメージは「あまりにもガーリー」で「子供向けの作品」でした。しかし、このシリーズはそうではないことを証明しています。また、現在このジャンルが私の一番の楽しみであることも付け加えておきます。
少女アニメと少年アニメをつなぐ架け橋
アニメの特定のジャンルが特定の性別や年齢層に集中していることがよくあります。この事実は、「魔法少女」のカテゴリーを考えると最も明白になります。『美少女戦士セーラームーン』、『東京ミュウミュウ』から『プリキュア』など、魔法少女を題材にしたしたタイトルには、共通点がいくつかあります。かわいいキャラクター、かわいい衣装、かわいい相棒、萌え変身シーン、キラキラした砂糖菓子のような雰囲気なそ、7〜14歳の女の子の感性に訴える傾向があります。そして、ジャンルの視野を広げようとして試行錯誤した結果、「魔法少女」の枠から外れた異常なタイトルがあります。最も成功した例は『魔法少女リリカルなのは』です。しかし、『まどかマギカ』の驚くべき功績は、このシリーズが少女アニメと少年アニメの2つのジャンルをうまくつなぐ架け橋になったことです。
ヒッチコックのストーリーテリングの原則に従います
物語は典型的な魔法少女アニメのように始まりますが、明らかに最初から異なっていることがわかります。魔法少女になるのは運命ではなく少女の選択です。魔法少女であることは、神の祝福というよりはむしろ冷酷な商売です。そして、魔法はすべてを完璧に治すわけではありません。それを使用すると、強力で予測困難な反発を引き起こす可能性があります。これらはすべて最初の2つのエピソードで、つまりかなり早い段階に明示されます。そしてエピソード3を観ながら、ストーリーを見失なわないようにしようとしている間、私はこのシリーズが通常の魔法少女ショーであるというすべての希望が失われたと言わなければなりません。エピソード3から『まどかマギカ』はヒッチコックのストーリーテリングの原則に従います。つまりエピソードごとに不愉快な驚きがあり、次に何が起こるのか待ちきれません。
新房と虚淵が作り出す作品はすべてがエキサイティング
ストーリーを予測可能と呼ぶべきかどうか、本当に決めることはできません。ご存知かもしれませんが、この作品は、毎回放送後に2ch、4chan、そしてアニメのファンダム全般に膨大な憶測と議論を生み出しました。ストーリーが進むにつれて、これらの推測の多くは真実であることが判明しました。Webでの議論をフォローするとき、ストーリーが視聴者にとって予測可能かどうか重要な問題です。しかし、一つ確かなことがあります。あなたが何が起こるか予測していても、新房昭之と虚淵玄が作り出す作品はすべてがエキサイティングであり、感情的な影響を与えるような物語を届けることができました。
キャラクターと背景の両方がうまく調和している
この作品は雰囲気が非常に深刻であるため、シャフトにとって非常に珍しい作品です。コメディーはあまりありませんが、コメディーがある場合は、非常に微妙で自然なトーンです。ただし、画風はは依然として非常に「シャフティ」なトーンになっています。現実世界の最近の建築に大きく触発された少し未来的な背景は、『化物語』で見たものと非常に似ていて、かなり洗練されています。キャラクターは『ひだまりスケッチ』の蒼樹うめによって設計され、このような明るく幸せなキャラクターデザインは、シリーズのトーンが非常に暗いため場違いに感じるかもしれません。蒼樹の絵には最初は少し奇妙に感じますが、1、2回のエピソードに慣れると、キャラクターと背景の両方がうまく調和します。
アニメ以外のファンも絶対楽しめる
『魔法少女まどか☆マギカ』は、優れたビジュアルエンターテイメントに必要なものをすべて備えています。私はこのアニメがオタクコミュニティの外でやや見下されていることを嘆くばかりです。なぜなら、アニメ以外のファンも、絶対に『魔法少女まどか☆マギカ』を楽しむことができると信じているからです。また、タイトルもやや恥ずかしいように聞こえますが、表紙で本を判断すべきではないという完璧な証拠です。
大切なものを守るために戦いますか
友人、家族、所有物、夢、人生そのものなど、私たちは皆、人生で大切にしているものを持っています。私たちは自分たちの力で全力を尽くしてそれらを守り抜きます。しかし、ある日、あなたは願いを叶える機会を与えられたとします。あなたがいつも望んでいた何かを叶えることができる奇跡です。その願いを叶えるために、すべてのもの、あなたの宝物、あなたの人間性、そしてあなたの人生さえ失うことになります。もしそうなら、あなたはそれを後悔しますか、あなたはそれを呪いますか、大切なものを守るために戦いますか?『魔法少女まどかマギカ』は、これらの質問を中心に、私たちに愛と友情の奇妙な物語を語ります。『魔法少女まどかマギカ』は2011年に放映されて以来、アニメコミュニティでは議論の的となっており、日本と西洋で絶大な称賛と大ファンを獲得います。
古典的なヨーロッパ文学に通ずる悲劇
インタビューの中で虚淵玄は、『魔法少女まどか☆マギカ』でこれまでに確立されたジャンルを壊すような面白い、挑発的なファンタジーのセットを作ることだったと述べています。彼は成功しましたか?そう、予想以上でした。『魔法少女まどか☆マギカ』は、古典的なヨーロッパ文学に通ずる見事に書かれた現代の悲劇です。『魔法少女まどか☆マギカ』は瞬間的なヒット狙うような、かわいい女の子のダークファンタジーに過ぎないと主張する人もいるかもしれませんが、そもそもシリーズについてのポイントに気がついていないので再視聴することをお勧めします。キャラクターからストーリー、テーマまで、あらゆるターゲットにヒットするシリーズは、『魔法少女まどか☆マギカ』の他にはほとんどないようです。完璧です。
完全に張り詰めたまま均衡を保っている
しっかりと編まれたロープのような『魔法少女まどか☆マギカ』の物語は、完全に張り詰めたまま均衡を保っていました。複数のサブストーリーと主題が同時に進行していますが、サブストーリーと主題は非常に密接しているため、それらを個々のピースとして識別するのは難しいかもしれません。ロープがゆるく織られているか、ほつれている(明確に識別可能な主題とサブストーリーに分割されているか、物語ががうまく結びついていない)作品とは異なり、『まどかマギカ』は物語が最終着地点を正確に把握しています。
ストーリーは無駄がなく、余分な脂肪はまったくない
物語の進むスピードは一貫して高速です。一部の人にとっては、それはほんの少し速いかもしれませんが、すべてが重要であり、全てに意味があります。ストーリーは無駄がなく、余分な脂肪はまったくありません。キャラクター、プロット進行、対話、心理描写、行動、感情的な緊張など重要な要素のバランスをとる完璧な仕事をします。この多くの側面のバランスを取ることは簡単なことではなく、『まどかマギカ』はこの仕事で誰にも負けません。
おわりに
『魔法少女まどか☆マギカ』の海外の反応でした。
- 3話目で完全に夢中になっていました
- 魔法少女というジャンルをかなり長い間避けてきました
- 私が最近見た中で最も傑出したシリーズ
- 少女アニメと少年アニメをつなぐ架け橋
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- ヒッチコックのストーリーテリングの原則に従います
- 新房と虚淵が作り出す作品はすべてがエキサイティング
- キャラクターと背景の両方がうまく調和している
- アニメ以外のファンも絶対楽しめる
- 大切なものを守るために戦いますか
- 古典的なヨーロッパ文学に通ずる悲劇
- 完全に張り詰めたまま均衡を保っている
- ストーリーは無駄がなく、余分な脂肪はまったくない
などの声が聞かれていました。