【海外の反応】『僕だけがいない街』はタイムトラベル本家の海外で通用するのか?!

「僕だけがいない街」という作品は、前半はミステリ要素が強く、後半はサスペンスがメインになっているという変わった作品です。

主人公の悟はリバイバルという過去へ遡れる能力持っています。

その能力を使って家族や友人を救っていくのです。

そこで、タイムトラベルの本家とも言うべき海外では、「僕だけがいない街」はどのように捉えられているのでしょうか。

「僕だけがいない街」の海外の反応を調べてみました。

『僕だけがいない街』の海外の反応

前半はスリリングだが、後半は…

物語の序盤(エピソード1~4)まではとても面白く、高い評価を得た理由だと思います。

スリリングなサスペンスはあなたを魅了するでしょう。続きが気になり、漫画を読んでもっと先が知りたくなります。

しかし、物語の後半は、私は物語が間違った方向に動き始め、ある種のスリリングさが少なくなったと感じています。

製作者は明らかに物語を12のエピソードで完成させようと急いでいた。

「リバイバル」の能力など、まだまだ説明されていないものがたくさんあります。

タイムトラベルではなくサスペンス

タイムトラベルのような超自然的な能力を物語の中心に置くという考えは、新しいものではありません。

「シュタインズ・ゲート」、「魔法少女まどか☆マギカ」、「ひぐらしのなく頃」、「シャーロット」など、キャラクターが時間をさかのぼって友人救う姿を何度も観てきました。

しかし、「僕だけがいない街」はこれらのアニメとは明らかに違います。

実際は、連続殺人犯と過去の学校でのミステリが中心になっています。

前半のエピソードの進めかたは優れています。作品はサスペンスを最大限に盛り上げ、視聴者をぐんぐん惹きつけます。

後半はやや急いでいる感はありますが、それでも作品のクオリティは保たれています。

リバイバルって一体なに?

「僕だけがいない街」はとても面白い作品ですが、完璧には程遠い作品です。

悟の能力「リバイバル」の背景にある起源などは解明されないままでした。

この作品の中で、悟が超自然的な能力を持っている世界で唯一の人間だということは、全く重要視されません。

たとえば、サトルがリバイバルを使って世界を救うことはありません。悟は、ただただ自分の周囲の人々を救うために闘うのです。

このアニメでは、多くの現実的で思想的な哲学的テーマが提供されています。

たとえば、子供に対する母親の愛、母親に対する子供の愛、子供に対する親の欲求不満、青少年時代の孤独、学校でのいじめ、問題から逃げる人間の傾向、助けを必要とする人間の傾向、などなど。

加代をもっと観たかった?

物語の序盤では、悟が加代を救うために多くの努力を必要としたため、視聴者は加代に同情的な目で物語を観ます。

そのため、加代が危険な状態から脱したときには、視聴者は加代の安全な様子を観たくなります。

しかし、実際には加代の危険が去ると同時に、加代もまた物語から(完全にではないが)姿を消してしまいます。

視聴者は多くの彼女に対する同情を無駄にされたと感じてしまいます。確かにそのような意見が多くなるのもわかりますが、違う側面で考えてみましょう。

すでに役割を終えたキャラクターを物語に残しておくことは、別のキャラクターに必要なスペースを潰し、ストーリーにも妥協を与えます。

加代を物語から遠ざけたことは、彼女が殺人犯から遠ざかることができたということだけではなく、彼女が物語の邪魔にならないようにしているのです。

視聴者は、加代に対する感情を残したまま、新しいエピソードの向かうのです。

タイムトラベルが効果的

「僕だけがいない街」の優れている点は、タイムトラベル要素がシンプルに保たれていることです。

悟のリバイバルの能力は、悟を殺人者に出会わせるためだけに機能しており、その他の要素を意図的に排除しています。

これは、物語が超自然的な要素を中心においているのではなく、サスペンスを中心になっていることを意味します。

通常、タイムトラベルを中心としたストーリーは、この一貫性が崩れたときに物語も同時に崩壊するのです。

「僕だけがいない街」は、タイムトラベルの作品における意味合いが常に一貫していたため、作品が壊れることなく、ストーリーの本当の目的に集中できるのです。

どのようなストーリーでも、タイムトラベルというものは扱いづらい。

少しでも使いすぎたり都合が良すぎたりすると、「でたらめだ!」と思われてしまう。

タイムトラベルの最良の使用法は、実際にはタイムトラベルをまったく使用しないことだが、それでも作家が手を出さなければならない魅力的なツールなのだ。

それは、通常のストーリーの進め方では作れないシナリオと見通しを持つことができるからだ。

したがって、タイムトラベルを効果的に物語に導入するためには、使用されるタイミングと方法を制限することが必要になってくる。

「僕だけがいない街」では、主人公は何か悲劇的なことが起こる数分前に時間をさかのぼることができる。しかし、彼はこのタイムジャンプの発生を自身では制御できない。

彼の意志はタイムジャンプには反映されないのだ。この制限が作品に論理性を与え、物語を成立させている。

リバイバルには責任も伴う

人生で大きな間違いを犯し、それを修正したいと思ったことはありませんか?または、別の機会が与えられた場合、物事を正しい方向に進めたくなりませんか?

通常、我々はそのような機会を得ることはありません。しかし、藤沼悟という男にとって、それは別の話です。

彼の能力であるリバイバルは、彼の思い出の中へ時間をさかのぼることができるのです。

そのため、悟は二度目の機会で彼の人生の間違いを修正することができます。しかし、彼が持っている能力はただの贈り物ではなく、責任でもあります。

時間旅行の能力は超自然的な力ですが、この物語ではサトルは家族や友人を危険にさらす非常に危険な殺人者と闘いがあるため、多くの責任も伴います。

おわりに

「僕だけがいない街」の海外の反応をお届けしました。

  • 前半はスリリングだが、後半は…
  • タイムトラベルではなくサスペンス
  • リバイバルって一体なに?
  • 加代をもっと観たかった?
  • タイムトラベルが効果的
  • リバイバルには責任も伴う

との声が聞かれています。

タイムトラベル本家の海外でも、悟のリバイバルは高評価でした!!

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