【ネタバレ注意】『鬼滅の刃』最終話を読んだみんなの感想は?!

2020年は『鬼滅の刃』の年でした。

社会的なブームとなり、映画も大ヒット。興行収入でも『千と千尋の神隠し』を抜いて、第1位になっています。

そんな人気絶頂の『鬼滅の刃』が最終回を迎えたことも大きな話題となりました。

『鬼滅』ファンはその最終話をどのように読んだのでしょうか。

みんなの感想を集めてみました。

『鬼滅の刃』最終話のみんなの感想

命を落とした者たちの転生も救い

戦いを終えて、時は現代に移ります。鬼と死闘を繰り広げた鬼殺隊士の中には、尊い命を犠牲にしたものもいますが、闘いに勝ち残り、穏やかな余生を過ごしたものいます。

最終回では、彼らの末裔がどのように過ごしているのか、また死したものたちは転生して幸せに過ごしているの?読者が知りたかった未来の姿を描写しています。

生き残った者たちの子孫たちは、それぞれの面影を残しながら、闘いとは無縁の現代で平和に生活しています。外見はもちろん、名前にも名残があり、例えば炭治の子孫は炭彦など。また、家族構成によって誰と誰が結婚したんだな、と幸せの過程がわかります。炭彦の兄がカナタなので、相手がだれだか容易に想像できますよね。

そして、命を落とした人達も、彼らと同じ時代に転生しています。義勇の子孫の男の子と仲良く通学している子供たちは、サビトとマコモにそっくり。二人の転生であることは疑いの余地がありません。

当時、過酷な闘いに身を投じた人々は、何らかの形で平和な現代によみがえり、あらたな人生を送っているのです。

良い終わり方であったと思います

賛否両論のあった最終回でしたが、個人的には輪廻転生というものがあることを信じているので、良い終わり方であったと思います。

それぞれの顔や性格などがしっかりと子孫や転生者に受け継がれているところは面白かったし、このマンガで好きだったキャラクターが総出演という感じで楽しめました。

青い彼岸花も全て消滅したことも描かれていて、良かったです。こうして現代の人々が笑顔で生活できていることはみんなの曾々祖父さんや曾々祖母さんなど祖先たちの頑張りのもとに成り立っているということを再認識させられました。

子孫を残し、その子孫に過去の出来事を紡いでいくことがとても重要であることを改めて教えてもらったような気がします。現代の竈門家に飾られていた、鬼殺隊の笑顔の写真、日輪刀、耳飾りが代々受け継がれていることは良いことです。

最終回のタイトルは「幾星霜を煌めく生命」ですが、まさに我々の命というのは、先祖代々から長い年月をかけて受け継がれてきているものなのだということを言いたかったのだと思いました。

炭治郎が鬼になるシーンは辛かった

炭次朗が鬼になってしまって、今まで仲間として戦ってきた鬼殺隊のみんなを傷つけてしまうシーンは漫画をよみながらもうやめてと願うほどでした。

カナヲも自分の眼が失明するかもしれないのに無理をしてでも人間の薬を炭次朗に打ち込む姿もみていて胸が苦しかったです。

善逸や伊之助も怪我がひどいけど必死に炭次朗をもとの人間の姿に戻そうとしてくれて今まできづいてきた仲間の強さを感じました。

今まで亡くなった人たちが炭次朗のなかで力を貸してくれて、無惨のひきぬきをふりはらって人間になるシーンは感動しました。それから何年かたったあとの描写で、善逸が念願の結婚と子孫を残していることにも心底よかったと感じました。

相手が炭次朗の妹にそっくりだったのもすごくうれしかったです。煉獄さんに似ている子供もいたり、甘露寺さんと伊黒さんに似ている二人も一緒に生活している風景の描写もあり、未来で一緒に生まれ変わって生きていることが一番うれしかったです。

命を落とした者たちが報われていて救われた思い

急に現代となり炭治郎たちがその後どのように暮らし、誰と結婚し、何歳で亡くなったなどの記述がないですが皆が幸せに暮らしている姿が描かれていてとても良かったと思います。

4代先の高校生たちが主役になっていますが、ボヤかしていながらもそれぞれの子孫なのだなっていうのが表現されていたり、輪廻転生が描かれていてそれぞれが生きたかった形で生きたかった人たちと一緒に住んでいたり友達であったり、同僚であることが無惨戦、童磨戦、無限列車編などで命を落としていった人たちが報われているなと感じられるところが救いに感じました。

特に、悲恋と言われている伊黒小芭内と甘露寺蜜璃の生まれ変わりだと思われる人たちが出逢い、結婚し一緒にいるところや、炭治郎の子孫である子と煉獄杏寿郎の生まれ変わりだと思わる子が友達である事が、最後まで炭治郎の心と身体の支えであった煉獄さんと再び会えたという読者からしたら喜びの展開になっているのが感動しました。

そして、鬼が完璧な形になってしまうという青い彼岸花を完全に消失させてしまった描写も安心の材料になっていると思います。

一方で、陽に当たればそこで人生が終われるのにずっと大好きな人達を見送っても生きている事を選んでいる愈史郎がとてつもなく切なく感じました。
呪いが解けて、最高寿命まで生きている産屋敷輝利哉が亡くなる時にどのような決断をするのかとても気になりました。

それでも、大好きな人達が鬼がいなくなって安心できる世の中で幸せに暮らしている事が描かれていてこちらも幸せな気持ちになれました。

甘露寺ちゃんの願いがかなっていて感動した

時は流れて現代に移って、登場するのは炭治郎やカナヲによく似た子供たち。

カナヲは現代では男の子で、これまた禰豆子によく似た女の子ととても親しげ(と、いうかイチャイチャ?)禰豆子に似た子の弟が善逸に似ていて、ひいおじいちゃんの伝記を読んで感動しているのですが、そのひいおじいちゃんが善逸で、伝記は都合よく書かれているところがいかにも善逸らしくて面白かったです。

ひ孫も女子好きってところは遺伝は恐ろしいなと思いました。彼らの会話や道すがらに映る人たちが、皆かつてあの時代を戦ってきた鬼殺隊やそれに関わる人たちで、悲鳴嶼さんらしき人が保育士さんになっていたり、不死川兄弟が警察官になってたり…。

1番感動したのは、甘露寺ちゃんと伊黒さんが夫婦となってデカ盛りの定食屋をしていることです。最終話の前で、二人がもう息が持たないとなった時に、伊黒さんに抱えられた甘露寺ちゃんが「生まれ変わったら伊黒さんのお嫁さんにして」という願いが叶っていること。

それぞれが、叶えられなかったこと、悔いていることが現代において実現できていて本当に良かったなと思いました。

また、ラストに炭治郎と煉獄さんが同級生となり一緒に駆けている姿にもほっこりします。

今の世の中に足りない「なにか」を描いている

無惨との戦いが終わり、その後の世界のストーリーに突然切り替わます。

なぜか青春の真っただ中の学園の物語へ。とても不自然で、このストーリーの設定に秘密はあるのか?さえ勘ぐってしまいました。そして登場する人物たちの名前と容姿にも自分で色々と設定について模索してしまします。

とても考えました。どうしてこの名前になったのか?話のつじつまを自分の中で考えながら、本編のストーリーを読み進めました。結果的に、あの子とあの子の子孫が回りまわってこの時代に誕生して、そしてその子孫たちは自分たちの祖先の存在をちゃんと知っている、代々聞かされていて、お家柄について把握している設定になっていました。

これには現代社会の縮図を表しているとしか言いようがないと感じました。根本的に、この鬼滅の刃のお話は、今の世の中に足りない「何か」をキャラクターの特性、環境、交友関係などを通じて訴えかけています。

最終回の現代のお話は1話で終わるのではなく、10話程度のストーリーを読みたかったと思います。

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今回、みんなの感想を調査した最終話も読める『鬼滅の刃』23巻。

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