「スペースジャズ」という言葉も生み出した大人なアニメ『カウボーイ・ビバップ』。
ストーリーだけではなく音楽にもファンが多い作品です。
『カウボーイ・ビバップ』のみんなの感想を調べてみました。
『カウボーイ・ビバップ』のみんなの感想
『カウボーイ・ビバップ』は言わずとしれた90年代後半深夜アニメの傑作です。私がこのアニメを見たのは本放送から10年近く経ったあとの再放送でしたが、菅野よう子作曲の伝説的テーマ曲とともに流れるスタイリッシュなOP映像がとても印象にのこっています。このアニメの魅力はなんと言ってもその登場人物の個性にあると思います。特に松田優作をモデルにしたと言われる主人公「スパイク・スピーゲル」は、飄々としていながらも男としての芯の強さを感じさせ、男子ならば誰でも憧れるかっこよさを一心に詰め込んだような存在であると思います。何度見ても飽きることのない、日本アニメの金字塔の一つと言えるでしょう。
このアニメはとにかく菅野よう子さんの手がけるBGMが素晴らしいです。OPテーマのカッコ良さに痺れて本編に突入すると、一見宇宙船などが出てきてよくありがちなSFかと思いきや、ストーリーはいつの時代でも変わらない人情や恋愛、憎しみ、別れなどの普遍的な物語であることに気付かされます。そこに味付けするのが一癖も二癖もある登場人物とベテラン声優陣の演技力。全てがバランスよく、観ていてただ気持ちいいアニメです。
この世の中に生きるもの、全てが上手くいっている人ばかりでは無いと思います。それぞれの人生に背景があり、安息を求める所があるはずです。この『カウボーイ・ビバップ』は登場人物それぞれがみんな辛い過去を抱えながら一生懸命に生きている姿にとても共感できます。中でも元凄腕刑事のジェットが大好きで仕事でも家庭でも上手くいかなくて、真面目な彼は色々な葛藤の中仕事をやめてビバップ号のクルーになった今でも仲間たちの事を親のような目線で見守る彼には憧れてしまいます。
アニメ『カウボーイ・ビバップ』は、お洒落な大人のアニメで大好きな作品です。特に曲がブルースやジャズの名曲が流れ、ストーリー展開もテンポが良く見入ってしまいます。主人公スパイクのアクションシーンや過去の「レッドドラゴン」との関係などについて描かれているシーンはとてもカッコ良かったです。登場人物たちはみな個性的ですが、どのキャラクターもカッコ良い一面が描かれているので全てに於いて見どころが満載です。モブキャラである賞金首紹介TV番組「BIG SHOT」司会者、パンチとジュディの番組終了後についても絶妙に描かれており見逃せないシーンの連続でした。
賞金稼ぎのスパイクが元警官のジェットと組み、賞金を手にするために賞金首を追い詰める過程はピンチもありハラハラドキドキさせられます。登場人物の中でヒロイン的なフェイはあばずれで手に負えませんが、それがまたいい意味でのスパイスになっているのかとなと思います。そのほかの登場人物、登場犬?も個性的であり彼らとスパイクとのやり取りはとても楽しいです。作品としては一言でいうとおしゃれなアニメであり海外でも人気が高いことは有名ですがそれもこのストーリー展開であれば納得のアニメといえるかと思います。
『カウボーイ・ビバップ』のアニメを見た感想といたしましては、ストーリーとしては、賞金稼ぎをしている主人公の仲間との冒険のストーリーなのですが、伏線がすごく多かったり、専門用語が多かったりと少し自分には難しかったです。特に主人公の過去の出来事に関するストーリーは少し難しかったです。しかしながら、キャラクター自体はすごく個性豊かで特にフェイが可愛かったのでそこはすごく良かったです。また、賞金稼ぎでも指名手配犯で稼ぐというやり方はすごく共感できました。
『カウボーイ・ビバップ』はまずその世界観が好きですね。指名手配犯を捕まえる賞金稼ぎをカウボーイと呼び、宇宙船で駆け巡るといったSFモノ。特に好きなキャラがエドで、自称13歳の天才ハッカー、一見すると男の子みたいなんですが、実は女の子といった中性的な雰囲気が性別を超越した魅力があると言えますね。それに掴みどころがない性格や直感や洞察力は大人顔負けな部分が見ていてカッコイイし、そもそも早熟な天才というモノに心惹かれるタチです。
『カウボーイ・ビーバップ』を初めてみたのが放送されてから20年ほど経ってからなのですが、映像こそ古く感じるものの、ストーリーやキャラクター、楽曲などは古臭さを感じず、むしろ今の時代にみてもそれぞれが魅力を感じれるところにこのアニメの凄さがあると思いました。スパイクの核心に迫るストーリーとその合間に挟んでくる肩透かしな会を織り交ぜることで作品の面白さを際立たせているのだなと感じました。自分の中では闇夜のヘヴィ・ロックが一番のお気に入りです。
『カウボーイ・ビバップ』の魅力は何と言っても場面に合わせて流れる音楽の多さがあげられます。本作はSFアニメ作品であると同時に一種のコンサートや映画であると言っても良い位音楽性に富んでいます。例えばOPではメインキャラ全員がジャズに合わせてハードボイルドに紹介されています。また主人公であるスパイクはジークンドーの達人で、ブルース・リーを師と仰ぐ好青年です、その主人公が軽妙な言葉回しに加えて戦闘シーンで流れる音楽に合わせて踊るように敵を倒していく。そういった場面で作られている今作品は見ている人を乗せてくれる非常に中毒性の高いアニメ作品です。
前年に「新世紀エヴァンゲリオン」や「ジブリアニメ」が流行ったおかげで、この頃からオタクのイメージはガラリと変わってきた。アニメを見る連中は、それまで根暗で日の目を見ない存在として扱われてきたが、今やJ-popと並ぶくらい市民権を得ているだけでなく、若者の流行の一つ「カルチャー」としてオシャレになっていったのである。随分な進化である。特に本作『カウボーイ・ビーバップ』は海外にも評価が高く、本作と88年の「AKIRA」94年の「マクロスプラス」、95年の「攻殻機動隊」を「クールジャパン」と銘打たれていた。SFの世界には「スペースオペラ」なるものが存在するが、この作品はそれに対抗してか、当時「スペースジャズ」と言われ、「大人も観れるアニメ」として地位を築いていた。
おわりに
『カウボーイ・ビバップ』のみんなの感想でした。
やはり音楽を楽しんでいるファンも多いようでした。