『宝石の国』の海外の反応を調べてみました。
『宝石の国』の海外の反応

『宝石の国』は、市川春子さんの美しくて奇妙な世界観がそのままアニメ化された素晴らしい作品です。主人公はフォスフォフィライトという宝石です。『学校』で他の宝石たちと先生と、それぞれの役割をこなしながら生活しています。仲間である宝石たちと、宝石を攫いに来る天人達は、すべて人間のような形をしているのですが、人間ではありません。宝石なのでお互いに触れることはできず、髪やまつげもキラキラと透きとおって動くたびに硬質な音がします。天人達も雲のような質感や、見た目は似ているのに意思疎通ができない不気味さを、うまく演出されています。原作に準拠した宝石たちの美しさ、かわいらしさに加えて、物語自体のもの悲しさや絶望感も、色と音と動きが付くことによってまた違った魅力を増しています。永遠のような時を生きる宝石たちの愛と絶望をぜひ最後まで見届けたいです。

主人公愛称のフォスですが、身体の一部を欠損してもほかの鉱物によって欠損部分を補完できるという特徴を持っているっていいですよね。『宝石の国』の設定としては申し分ないと思います。1話完結型だからこそ、各話での登場人物の個性が見事に描かれていると思います。特にシンシャは、辰砂で硬度は2、赤い体から銀色の毒液を無尽蔵に出してしまうため、ほかの宝石とは極力離れるなんて、いかにも硬派を演出していますよね。良いキャラです。

『宝石の国』とは、宝石たちがヒトの身体を持ち、ヒトと似たような生活しながら天から侵略する月人と戦うアニメです。登場する宝石たちは、その外見だけでなく、硬度や性質に合わせた性格や体質も持っています。例えば、主人公のフォスフォフィライトは、脆い鉱物であるため、少し叩かれただけで壊れます。物語の中盤に登場するアンタークチサイトは、極寒の中でのみ結晶化するので、冬の間だけ活動します。また、アニメでは彼(彼女)らの足音が、硬い物を接触し合わせた音で表現されています。ヒトとは違う存在だと認識させられます。

3DCGのアニメは、なんだかぬるぬると動いていて苦手だったのですが、『宝石の国』はそれを差し置いてでも視聴したいと思わせられた作品です。確かに1,2話目はまだぬるぬる感に少しの嫌悪感を抱いていましたが、世界観やキャラ設定がしっかりしていて惹きこまれたので何とか視聴しました。しかし、3話、4話と視聴していくうちに、ぬるぬるなんて気にならなくなっていき、ストーリーも次々と展開していき飽きさせませんでした。気付けばもう主人公フォスフォフィライトの虜で、変化してゆくフォスのイケメン具合に歓喜し、それと同時に物悲しくもなりました。フォスと同じかそれ以上の推しもいます。他でもないアンタークチサイトです。彼の登場シーンから儚げに散るシーンまでを幾度となく視聴しました。ぬるぬる感が嫌で視聴しないなんてもったいない。少し見てみようと思った過去の自分に今はとても感謝しています。

『宝石の国』の内容をざっくりと説明すると、フォス(主人公)の成長の物語です。また、その成長の過程に面白さがあります。また、登場してくるキャラクター達が実際に存在する宝石だというところにも面白さがあります。詳しいことはネタバレになってしまうので言えませんが、私個人としては後半からどんどん面白くなっていきます。正直前半まではフォスのことをあまり好きではなかったのですが、ある出来事をきっかけにフォスはどんどん成長していきます。ぜひ、オススメなので、見てほしい作品です。

『宝石の国』はフルCGアニメで、しかも人間が全く登場しない、独特な世界観をもったアニメでした。しかし宝石たちのきらめく髪の美しさが特に印象に残っています。特に気に入っていたキャラクターはダイヤモンドです。女の子らしい可愛いしぐさ、しかし硬度の高いダイヤモンド属らしく、戦闘では頼りになります。複雑な輝き方をする髪の色を再現するのは特に大変だったようで、スタッフの思い入れの強さを感じました。戦闘シーンなどにも恵まれていましたが、ダイヤモンドが砕けるたびに見ているこちらはハラハラしました。

『宝石の国』の登場人物たちは皆、ヒト型の生きている宝石です。舞台は「にんげん」が滅んだ遠い未来の地球上に一つだけ残された島。そこで月からやってきては宝石たちを砕いてさらっていく「月人」と戦い続けています。宝石たちは個性も感情も豊か。砕かれても破片を集めてもらえば再生可能ながら、欠損部分の大きさに応じて記憶も失うという切ない性質ももっています。彼らの幼い容貌の可愛らしさ、美しさとハードな世界設定のギャップが心に刺さりました。特に主人公の若い宝石であるフォスフォフィライトが、戦いの中で当初の天真爛漫さを徐々に失っていく過程が切ないです…。あとアクションシーンの迫力と躍動感は、素晴らしいの一言に尽きます。

『宝石の国』の放送が始まった時、フルCGアニメだったのでなんとなく敬遠していました。でも実際見てみると、宝石である彼らの美しさや輝きが見事に表現されていて、すぐに全く気にならなくなりました。彼らは月からやってくる謎の敵「月人」達と戦っているのですが、主人公のフォスフォフィライトは宝石としての硬度が低く戦いに向かず落ちこぼれとして扱われていました。そんなフォスが身体を破損する度、新しい鉱石で身体をつなぎ、戦う力を強化させていきます。フォスは力を手に入れる前は戦いに憧れていましたが、傷つき仲間を失い自分の無力さを感じながら成長していく姿には切ない気持ちになります。CGアニメですが、春の暖かさ、冬の冷たく厳しい様子が伝わってきますし、「月人」の美しさの中にある不気味な雰囲気にも魅せられるものがあります。オープニングの『鏡面の波』も作品に合った素敵な曲なので是非聞いていただきたいです。

CGアニメは初めて見るんですが、ほとんど違和感がないですキャラデザインの可愛さのおかげなんでしょうか。特に、キラキラの中に硬さを出すのが大変だったという、宝石たちの髪が綺麗です。宝石たちは装飾品として狙われている、割れても元に戻るなど、オリジナリティある設定と世界観に惹かれました。ですが、「他に劣るがよく動き物語を引っ張る主人公」「同じく他に劣るが特殊能力もちのふさぎ込んだ友人」など設定自体は王道で、安心して視聴できるかと思います。フォスは生意気なんですが、黒沢ともよさんの演技のおかげでどこか憎めない感じがしていいです。黒沢さんの演技は、本作の魅力に少なからず貢献していると思います。物語だけでなく、宝石がぶつかる時なんかの音など細かい部分にも気を使っているのもいいですね。『宝石の国』好きです。

『宝石の国』は、最初フォスフォフィライトが黒沢ともよちゃんがやるってことで視聴しました。漫画続きが気になって読んで履修しましたが、とてもエグくて美しくて儚くて辛い、という感情がぐるぐるします。フォスフォフィライトがだんだん性格が変わってしまうところとかとても精神が抉られます。そこがすごく魅力的です。個人的にルチルが可愛くて淡々としてて好きです。だんだん仲間が連れ去られていったりするのに、時折入るギャグにクスッときたり、唐突の辛い出来事に泣いたりと色々な感情が呼び起こされる作品でした!好きです!
おわりに
『宝石の国』の海外の反応をお届けしました。
宝石たちのキラキラとした華麗な存在と儚さが、海外の人にも人気のようでした。