いよいよ物語も佳境へと向かう『進撃の巨人』。
次巻で最終巻との発表もされているので、まさにクライマックスです。
そんな『進撃の巨人』33巻のみんなの感想を見てみましょう。
この記事にはネタバレが含まれますのでご注意ください。
『進撃の巨人』33巻を読んだみんなの感想
エレンの事をもっと好きになった方も多いはず
『進撃の巨人』33巻の感想ですが、ひとことで言って、とにかく濃い!内容でした。
展開が怒涛で、次々と繰り広げて行かれてます。
もうすぐ結末を迎えるからでしょうか、要所要所に見ごたえがあります。
そのほかには、死亡してしまうキャラクターも多かったと思います。だからギョッとしながら見る事になるでしょう。
もう少し詳細に書いてみますね。
前回の32巻では、地鳴らしが始まりイェーガー派を倒し、
ハンジ達エレン・ストッパーズが地鳴らしに向かって行く巻となっていました。
おそらく地鳴らしを起こしたエレンとエレン・ストッパーズが向かい合った中では、
序盤に当たる展開だったと思うのです。
その続きが33巻ですね。
地鳴らし編、まっただ中という雰囲気がありますよ。
ハンジが死亡し、巨人の違和感にびっくりした方も多いでしょう。
責任ある14代団長という役を降りて、本来の巨人好きの一人の兵士に戻りました。
最後に一度だけ、純粋に巨人を見ることが出来るだなんて…
ヒストリアの相手も判明しました。
次に、リヴァイの「心臓を捧げよ」という発言は印象的でしたね。
この時のリヴァイは大ケガをしていて、座っている場面が多かったのですが、
立つときには手すりが必要な程、自分の体がボロボロなのに、ハンジとの別れの時には自分の足で立っていたのです。
巨人の新事実や、回収された伏線が分かってきます。
そして、フロックが遂に死亡するのですが、、これは載11年間で一番辛い回だった方も多いのではないでしょうか。
注目すべきは、最後のセリフです。
最後までパラディ島の事を思って、フロックなりの信念で動いていたのではと思います。
さらに、ラムジー死亡と伏線回収は逆に一番楽しめる場面だったと思います。
スリの少年ラムジーが再登場するけれども、踏みつつぶされてしまいます。
この展開にはじっくり見入ってしまうことでしょう。
加害者エレンと過去の対比では、エレンが被害者から加害者に変わっていくシーンです。
アルミンの死亡フラグ(恋愛と団長)として、アルミンが突然アニーに告白をするのですが、うまく行きませんでしたね。
進撃の巨人では恋愛関係がうまくいかないですね。面白い部分です。
最終決戦の地名も、現実世界の地名や、アフリカ大陸を逆さまにして出てくるのが
想像力が張り巡らされてワクワクする場所だと思います。
クライマックスにはその新事実、設定も出てきて楽しめます。
巨人の新設定と女型の巨人の性質は、
ファルコが空を飛ぶフラグでも発見がありました。
ジークの巨人は猿の巨人ではなくて、野獣の巨人だった、つまり猿以外の可能性があるという展開に圧倒されたと思います。
最後は、ヒストリア出産シーンでした。生まれた瞬間自体は描かれていないんですよね。
父親に関しても、元石投げ少年のサスペンダー少年なんじゃないのかなと考え、
想像力を巡らせた方も多かったのではないでしょうか。
このように33巻は深堀できる箇所が満載ですので、楽しすぎましたね。
エレンの事をもっと好きになった方も多いはずです。
生き続けるって大変だなあ、と感じました
リヴァイ兵長のハンジさんへ発した「心臓を捧げよ」という言葉と、「じゃあなハンジ」という言葉がとても印象的でした。
リヴァイ兵長は「心臓を捧げよ」という言葉を言ったことがなかったので、とてもびっくりです。巨人たちに立ち向かって時間稼ぎをして、ハンジさんが死ぬことはもう確定しています。
死ぬのは怖いことですが、巨人に立ち向かうための後押しとして、「心臓を捧げよ」と言ったのではないかと考えます。はじめ、ハンジさんが1人巨人に立ち向かったところで、大した時間稼ぎにはならないと思いましたが、時間稼ぎという理由をつけて、ハンジさん自身ももう終わらせたかったんだな、と感じました。
マーレ編になってから、敵が誰なのか、何のために戦っているのかがだんだんわからなくなっていって、それでも指示をしなければならない団長という立場はとても辛かっただろうな。と思いました。
「じゃあなハンジ」という言葉は泣きそうになりました。兵長は巨人と戦ってから、同僚はほとんどといっていいほど死にました。兵長自身が強すぎるゆえに、仲間が死んでも自分は生きている。生き続けるって大変だなあ、と感じました。最終巻では兵長が笑顔でいられたらうれしいです。
最終巻への期待が膨らむ33巻でした
33巻の見所は、なんといってもハンジの最期です。
エレン達が壁の外に出てから、人間対人間の争いが多く、話もややこしくなってきていましたが、33巻のハンジが巨人と戦い、仲間を生かすシーンは、進撃の巨人の初期を思い起こさせるような思わずハンジを応援してしまう心が熱くなる場面で思わず涙が出てきました。
ハンジの責務を全うしようと巨人に向かうとき、「心臓を捧げよ」と送り出すリヴァイ兵長、巨人を間近で見て興奮するハンジの姿に、どこか懐かしさを感じ、余計に悲しくなりました。
また、アルミンやジャンが、仲間を裏切り殺したことへの罪の意識を曝け出すことで、これまで憎んでいたライナーに思いを馳せ、許し、エレンを止めるという目標に向かって一つになっていくシーンに、登場人物の人としての成長ぶりを感じました。
だからこそ、エレンが求めている自由とは何か、今度は、エレンと向き合って、どのように答えを導き出していくのか、最終巻への期待が膨らむ33巻でした。
この11年間、『進撃の巨人』には大変楽しませてもらいました
進撃の巨人33巻は地ならしを発動したエレンと、それを止めようとするパラディ島メンバーの動向が主な内容となっています。
印象に残ったのはやはり、これまでの主要キャラクターの退場シーンの中でも救いのある最期を遂げたハンジさんです。
調査兵団団長としての役割をアルミンに託し、最後は巨人に踏み潰されたハンジさんですが、団長の重責から解放された彼女がこれまで犠牲になった調査兵団メンバーと再会する描写によって爽快ささえ感じられる最期となっていました。
他にはアルミンとアニの関係が思いの外進んでいました。
ベルトルトを食べて、その感情の影響によるものが切っ掛けとなってアニに恋慕の情を抱いていたと思われるアルミンですが、33巻を読むとアニの方もやぶさかではない様子です。
具体的にどこまで進んだかは不確かですが、エレンとミカサよりは進展した関係にあります。
次巻が最終巻となる進撃の巨人ですが、大方の予想通り1巻冒頭の伏線回収となると思われます。
世界中に多大なる被害を与えても、仲間の命と自由を尊重する主人公エレンに対しては否定的な意見が多いと思いますが、彼が見た結末によって意見も変わるのではないかと思われます。
どのようなラストになるにせよ、この11年間、進撃の巨人には大変楽しませてもらいました。
エレンは自由を求めて行動している
地鳴らしを止めるようにアルミンやミカサたちはエレンに話しかけていました。しかしながらエレンは全くと言ってその地鳴らしを止めようとしません。そのような信念も見て私も同様にアルミンやミカサ達と同じくエレンに地鳴らしを止めるように願ったのです。
しかしながら私の願いとは裏腹に、エレンは話し合う必要はないということを話すために呼び寄せたのだという非常に冷酷なまでの決断を下してしまいました。私はアルミン達との同じ気持ちですごく心の中に深い絶望が訪れました。
エレンは自由を求めて行動しているのかもしれない。その自由という言葉が度々台詞として出てくる33巻は、エレンの中で何か壁というものや巨人という存在に対して自由を阻まれていると思っていたのかもしれないと思う。
そんな中、シリアスな展開が続く中でアルミンとアニが雰囲気的にコミカルなシーンに少しほっこりとしたものであった。そう言った優しい雰囲気で和やかな空気になれたのはエレンの怒りの一つの小休止となっていたと思う。
また今回もリヴァイ兵長の圧倒的なまでの統率力を感じれた。心臓を捧げよ!という冷たい叱咤に統率力を感じることができた。
エレンがラスボスみたいに…という構図が衝撃です
まず、表紙が以前の超大型巨人との対比になっていることに感動しました。いまや、主人公であるエレンが巨人側に立っている、まるでラスボスみたいに…という構図が衝撃です。
そして、33巻の序盤では、エレンが地ならしを起こすことで死んでしまう人々のこと、だけど自分たちエルディア人が自滅する道には納得できないことで悩み苦しんでいるような描写がありました。
かと思えば、さわやかな笑顔で、これが自由だとアルミンに語りかけるようなシーンがあったりして、読んでいると混乱してきます。
そんなエレンに対して、ミカサやアルミンたちが道を通じて呼びかけているシーンはぐっときました。なにより、エレンが大量虐殺をしていることに対して責めるのではなく、追い込んでごめん、帰ってきて欲しいと言うところが仲間らしいと思います。
また、今回辛かったのは、ハンジが時間稼ぎのために巨人のもとへ向かうシーンです。心臓を捧げよ、とハンジに告げたリヴァイが印象的でした。エルヴィンの時もそうでしたが、リヴァイは毎回そういう人たちの背中を押して送り出す辛い役目ですね。
次巻で最後のようですが、本当に毎回気になる部分が多く、この地獄のような歴史がどのように決着するのか非常に楽しみです。
『進撃の巨人』33巻を無料で読む方法
『進撃の巨人』33巻のみんなの感想でした。
やはりハンジの死が印象的だったとの声が多く聞かれていました。
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