【狼と香辛料】異色のファンタジーが海外で受けている?!

『狼と香辛料』の海外の反応を調べてみました。

『狼と香辛料』の海外の反応

『狼と香辛料』は、主人公ロレンスと行商を続けながらホロの思い出や記憶をたどっていくのが主なストーリーです。その中でホロは賢狼である自身が、俗世の人々にどのように語られているかを知っていきます。歴史や噂、物語、祭りなど様々な形で語られている自身の姿に一喜一憂しているホロですが、その1つ1つのエピソードに変化や特色があり、面白さがあります。口頭伝聞でどのようにホロの姿やエピソードが広がっていくのか意識してみるのも面白いアニメです。

『狼と香辛料』は、狼の化身である「ホロ」と、行商人の「ロレンス」が旅をしながら親睦を深め、商業をしたり、数々の困難を乗り越えたりしていくストーリーのアニメです。このアニメでは、オープニング曲に「旅の途中」という曲が採用されています。オープニングムービーでは、2人の旅のシーンを美しく描いており、原作からのファンの自分はその映像にとても感動しました。曲自体もゆったりとした荘厳な雰囲気のメロディで、歌っている清浦夏実さんの美しい歌声と相まって、作品に彩を添えてくれています。私の大好きな作品です。

『狼と香辛料』がファンタジーアニメであることは異論がないのですが、かなり異色です。主人公のロレンスが商人、より正確に言うなら行商人であり、行く先々で商談をまとめています。アニメの何話を見ても彼は誰かと商談をしているという印象です。このようにビジネステイストが非常に強く、斬新なファンタジーアニメとして楽しめるという部分もありますが、経済ものが苦手だという人にはお勧めしかねるところがあります。ロレンスと共に旅をしているヒロインのホロは、人間に変身できる狼です。本作のファンタジー要素を代表する存在と言えるでしょう。この2人の奇妙な取り合わせがなかなかに面白いのです。

『狼と香辛料』の原作は全て読みましたが、アニメは原作の魅力を最大限に引き出しています。オーブニングからエンディング、BGMに至るまですべて作品の雰囲気にマッチしているだけでなく、キャスティングも本当にピッタリなんです。声優さんの素晴らしい演技力が場面をしっかりと盛り上げてくれますし、なによりもホロがとにかくかわいいです。表情豊かなホロが見えるというだけで一見の価値があります。癒しを求めている人にこそぜひ見てほしいです。

『狼と香辛料』は名作ですね。昔見たのですが、忘れたため見返してみました。5話は囚われたホロを救うために、ロレンスが奮闘する話でした。みていくとわかるのですがロレンスの交渉術は目を見張るものがあると思います。ホロ奪還と同時にトレニー国王との、銀貨交渉も進めるよう画策していました。見事にホロを連れ出した、ロレンス、この時の荷車での2人のやりとりが大変微笑ましかったです。ホロの第一人称がワッチなのもいいです。雰囲気ある上品なアニメでした。

『狼と香辛料』はファンタジーの概念の中に、経済的な観念の要素が加わっているところが斬新です。社会人の自分でも興味深く読めました。登場人物も魅力的で、特に商人同士の駆け引きは、良い意味で読み手の期待を裏切ってくれて、その意外性がとても楽しかったです。描写力もあり、まるで実在していそうな世界観が描かれているところも魅力的です。為替とかお金に関する知識力もついたのが良かったです。この漫画の中では、ロレンスがホロのために必死になるのですが、そのシーンはちょっと目頭が熱くなりました。

「わっちは、賢狼ホロじゃ。」『狼と香辛料』に登場する独特のなまり口調で喋るホロが可愛くてたまらないです。賢狼と言うだけあって頭の回転は早く、いつもは冷静なんですが、桃の蜂蜜漬けに顔がとろけたり、主人公のロレントに対して素の表情で怒鳴るなど、ツンデレ要素も魅力的です。ストーリーは商談の話が少し難しく、何回か読み返したり、見返したりしないと概要がわからなくなることもありますが、理解するとあぁ、そう言うことかと納得できるものになっていて、楽しむ事ができました。

『狼と香辛料』というアニメは一介の商人が成り上がる話でなく、メス狼と出会い、彼女の協力をえなら旅をしていく物語ですが、この作品では多くの経済的知識も得られ、荒唐無稽な非現実的な部分も多いアニメの中で、お金というものついて改めて考えさせられる部分も多いアニメだと感じています。しかし、テレビアニメとしては原作をすべてやり切るという形ではなく、切りのいいところで終わったような形の終わり方でしたが、それはそれでいい終わり方だと思います。

『狼と香辛料』主人公は行商人ロレンス。麦の産地であるパスロエ村に立ち寄った際に麦の神ホロと出会い、旅をすることになりました。ホロは少女に見えますが実は永く生きている狼の化身。賢狼ホロを名乗っております。本作のあらすじは、主人公が商人なので商人としての知識でアクシデントを乗り越えていきます。ここが通常の作品と違うところです。時の流れは比較的ゆっくり。でも、事件が起きると商人らしい一刻を争う駆け引きが始まります。そこがとっても新鮮です。途中ではお互いに嫉妬したり、信じあったり、甘えてみたり、すれ違ったり、観ていてハラハラドキドキします。

香辛料と硬貨に関する商人の独特な世界観が魅力的でした。世界設定がかなり細くて、物語として楽しむだけでなく、商業や交渉術などいろいろ勉強にもなるのがすごいところです。もっとも、『狼と香辛料』の1番すごいところは、狼のホロのキャラ設定だったと思います。まず一人称がわっちという今までにない呼び方で、それだけで記憶に深く残りました。そんなホロに対してロレンスの真面目対応もまた彼女の反応が面白く、小清水亜美さんの声の優美さに癒されるとともに、思わず笑ってしまうのが最高でした。

おわりに

『狼と香辛料』の海外の反応でした。

ファンタジーの中に経済的な要素が入っているところが、海外でも人気のようです。

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