アニメ『メイドインアビス』の感想を集めてみました
『メイドインアビス』のみんなの感想
『メイドインアビス』って映像が凄いきれいな作品で感動的な世界観が個人的に好きなところですが、他のアニメ作品と比べると声優にキレがある印象があります。けっこう若い声優さんで構成されているので登場人物の雰囲気に新鮮さが感じられました。内容自体もキャラクターは見た目はかわいいですが、展開されていくストーリーや場面ごとにちょっとグロい部分があったりと奥深さがある内容になっているので壮大な印象が強いかと思います。
『メイドインアビス』ですが、始めはメガネっ娘なのにドジであまり賢そうに見えないリコと彼女が深界第1層で見つけた記憶喪失になったロボットのレグがどこまでが底なのかわからないアビスという生態系が全く他と違うモンスターだらけの場所を探検する楽しそうな冒険譚だと思いこんで見ていました。それが地獄の入口と知らずに・・・。地獄だと分かったのはリコたちが深界3層でタマウガチというハリネズミを巨大化した姿をしたモンスターと遭遇し、リコがタマウガチの針攻撃で瀕死の重傷を負ったあとのことです。リコは泣き叫びはしたもののレグに毒で腫れ上がった腕を折って切り落とせと命じたのです。失敗を嘆くどころか生き延びるために最後まで最善の手段を模索するリコのメンタルの強靭さに感動するどころか恐怖を覚えました。アビスはあまりにも過酷な世界なのです。
『メイドインアビス』は、友達に勧められて見始めました。主人公の女の子リコとロボットのレグが、巨大な縦穴「アビス」の深層を目指す物語です。最初は「かわいい絵柄だなあ」と思って見ていましたが、ストーリーとしてはシリアスなもので展開もおもしろく、一気に見ました。お母さんに会いたいリコ、自分が何者なのかを知りたいレグ。様々な困難に直面しながらも、自分たちの目的を忘れずに下層を目指す様子に、すぐに引き込まれました。
リコとレグの関係性がすごく好きです。リコは結構無鉄砲というか怖いもの知らずのところがあるのに対して、レグはロボットの体の割に凄く心配性で気が小さいところがあるので、対照的なリアクションが面白いです。『メイドインアビス』では、アビスの呪いのせいで結構グロテスクなシーンが多いのですが、特にタマウガチの毒針がリコの左腕に刺さり、リコが死の淵に立った時の腕を切断すると決心するシーンは涙なしでは見られませんでした。あと、レグの「了解した」ってセリフ、大好きです。
『メイドインアビス』については全く知らないタイトルでしたが、2017年夏期の中で最も評価が高かった作品だったので視聴してみました。始めは可愛らしい登場人物とジブリを思わせる暖かみのある世界観で和み系のアニメなのかと思いましたが、全く別物でした。視聴を続けるにあたって描かれていくのは、人間のあらゆる力を否定するようなグロテスクで残酷なアビスという異空間の現実でした。途中の手術の場面などは、アニメだというのに目を塞がずには見ていられませんでした。今年に入って劇場版の映画も公開され、ますます続きが気になる作品です。2期にもとても期待しています。
『メイドインアビス』を視聴してまず思ったのは「あれ、思ってたようなストーリーじゃない」でした。可愛いイラストに、美しい世界観、あらすじを呼んで冒険系のほのぼの系かと思ってましたが良い意味で裏切られました。ストーリーは重く、壮絶で心が痛みます。ただ、リコやレグ、ナナチの思いやる心や友情には癒されますが、いかんせん重いパートが多すぎる。見た後は気分が落ち込みます。でも、引き込まれる様なストーリーで複雑に絡んだ物語ですので続きがとても気になります。
この『メイドインアビス』には命がけで降りなければならない大穴・アビスが在ります。探窟家の見習いであるリコは、探掘の最中に凶暴な生物に襲われ、ロボットの男の子に助けられます。ロボットの男の子は記憶が一切なく、リコにレグと名付けられます。リコは母親の物であろう笛と「奈落の底で待つ」と書かれた封書を受け取り、見習いであるにも関わらず、2人でアビスの底を目指す旅に出ます。頭では理解していても可愛らしいイラスト・楽しい雰囲気のスタートだったので、死と隣り合わせなどという事を忘れて見る内に、どんどんと痛く悲しい物語に大泣きする事になりました。リコを助ける為に、麻酔なしで痛いと泣き叫ぶリコの手術をするレグの苦しみや、中盤から仲間になるナナチのミーティとのシーンには泣かずには居られませんでした。希望を持って夢や記憶を追い、しかし同時に身体や命との苦しい駆け引きが起こる、とても考えさせられる作品です。
『メイドインアビス』は、彼が観たいと言うので、なんとか最後まで視聴しました。結論から述べると、観ないほうがよかった。エグかった。主人公に感情移入できないし、ストーリーも不自然。あにこれの評価は信頼していたのに、このアニメだけは高評価である理由が、私は理解できません。主人公が、アビスに惹かれているとはいえ、言動が楽天的すぎて理解できない。主人公だけじゃアビスの底はめざせないだろうと思う場面ばかり。
『メイドインアビス』は、「リコ」が伝説級の探窟家「白笛のライザ」母を求めてアビスを下へ下へと進みますが、ライザと一緒に過ごした経験を持つロボット「レグ」の存在が頼もしい一方で不気味に感じられます。リコは、ライザがアビス内で死産したものの奈落の至宝「呪い除けの籠」の中で生き返った経緯があり、アビスに対して特殊な耐性を持っています。『メイドインアイビス』は、リコの冒険ストーリーに思っていましたが、黎明卿の実験の成功態「ナナチ」や成れ果て「ミーティ」に出会いアビス以外の闇がリコに降りかかりそうで心配です。しかし、アビスの底はオースとは時間の流れが大きく違うと考えられているので、ライザが助けに来るのかと期待してしまいます。
アニメ『メイドインアビス』は謎の古代文明の栄枯盛衰やその痕跡とやらが物語の根っこにあるお話にはいまだ心を揺さぶられます。それこそ最近あまり見られなくなった純粋な冒険アニメ。ある日突然…なんてことはなく、1900年前に発見された深さ不明の縦穴の周りに次第に人々が集住し、穴の底を目指すという思いつきそうで誰も思いつかなかったワクワクする設定、独特な世界です。これまでだと思いつくのはダンジョンものくらい。人でも神でも創造された遺物を進むのがほぼ全て。ネイチャーなのだと『グラン・ブルー』など素潜りものくらいでしょうか。風光明媚なタオルミナの景色が無ければ地味極まりない映画です(褒め言葉)。